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天国橋を渡って

私立ハンセン病療養所の軌跡/1 転園が「逃走」処罰対象に 外の世界を知りたい /静岡

 雲のない日には目の前に富士山の雄大な姿が望める御殿場市神山(こうやま)。スギやカエデなどの木々が立ち並ぶ黄瀬川のほとりに、神山復生病院はある。今もハンセン病の元患者5人が過ごす施設は、5月16日に創立129年を迎えた。国内で唯一となった私立のハンセン病療養所の姿を振り返る。

 復生病院で暮らす藤原登喜夫さん(85)は岡山県倉敷市で育った。9歳の冬、かじかんだ両手を火鉢にかざすと、左手の感覚は戻っていったが右手の指は曲がったままだった。「変だな」。しんきゅう師にはりやおきゅうをしてもらったが効果がない。大学病院を受診したが、直接病名を告げられなかった。

 その後、火鉢でちょうどいい温かさだと思っても、感覚のない手足をやけどするようになった。「おかしいな…

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