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石油大国転落・ベネズエラ経済危機

/中 2000ドルの月収、数ドルに 「まるで奴隷の生活」

物資が不足し、国営スーパーの地下駐車場前には食品を買い求める人たちの行列ができた=カラカスで2018年5月16日

 「新しい靴すら買えず、どうにか生き延びているだけ。まるで奴隷の生活だ」。ベネズエラ中部の主力原油産地オリノコベルトで働く国営石油会社PDVSAの子会社社員、ホセ・ペレスさん(44)は履きつぶした靴を見せ、涙をこぼした。

 石油関連施設でガス供給のコントロールを担う。「会社から支給されるのはつなぎ服と靴だけ。ガスのセンサーやプロテクターなど安全装置がなく、危険な状態で労働を強いられている」と話す。2000ドルあった月収は数ドルにまで激減した。子供3人を養う。妊娠している妻(27)に薬を買うこともできない。

 ハイパーインフレで物価は急騰、貨幣経済は崩壊状態だ。今年のインフレ率は1万3000%超と推計される。首都カラカスのスーパーでは5月、月額最低賃金100万ボリバル(1・36ドル)とほぼ同額で牛乳やパスタが売られていた。庶民には手が出ない。

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