SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『爆身』『猫はしっぽでしゃべる』ほか

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今週の新刊

◆『爆身』大沢在昌・著(徳間書店/税別1900円)

 『爆身(ばくしん)』は、大沢在昌ここにあり、と存在感を示すハードボイルド長編。プロのボディーガードのキリは、ニュージーランドから来日し、身辺警護を依頼された男を、赤坂のホテルで待つ。しかし、突然の爆発音。黒焦げ死体で見つかったのは依頼者のリー(日本人)だった。

 火薬も燃料もなく、警察も死因を特定できない。呪い殺されたという疑いが……。殺されたリーにキリを紹介した車椅子の睦月。その手下で、キリと同じ古武道の達人、悪徳弁護士、裏社会の情報に通じる友人と、怪しい人物が背後でうごめき始める。

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