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SUNDAY LIBRARY

工藤 美代子・評『六月の雪』乃南アサ・著

生きていくことの悲哀が土地の描写に重なり合う

◆『六月の雪』乃南アサ・著(文藝春秋/税別1850円)

 なるほど、この手があったのかと思わず膝を打った。

 小説とノンフィクションの違いとは何かを最近はよく考える。自分はノンフィクションを書いているのだが、読んで面白いと感じる作品は圧倒的に小説の方が多い。特にある一定の情報量を書物から吸収しようと考えた時、小説は無理なくその情報が頭に流れ込む。もちろん、優れた書き手がいてこその話だが。

 今回も本書を読み始めたのは、台湾、そして台南に興味があったからだ。以前からずっと台湾について知りた…

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