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私だけの東京・2020に語り継ぐ

著名人へのインタビューを通じて、東京の魅力を再発見します。

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私だけの東京・2020に語り継ぐ

小説家・脚本家 大山淳子さん 娘もなじんだ東久留米

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 <青目川をご存じですか? 東京郊外にある、あまり大きくない川でして、架かっている橋はみな短いものです>

 こんな書き出しの小説「猫は抱くもの」(2015年)は、今住んでいる東京都東久留米市をモデルにしています。「青目川」も実際にある黒目川という、わき水で有名な川からいただきました。小さな川ですが、川べりに遊歩道が整備されているので、そこで小説の構想を練ったり、夫とウオーキングをしたりしています。都心では少なくなってきた野良猫も、のんびり暮らしていて、その姿をよく眺めています。

 東京都内には違いないのですが、すごくのどかなところです。先日は川で鵜(う)が泳いでいるのを見たんですよ。夏になれば、支流で子どもたちが川に飛び込んでいます。でも、渋谷に電車で1本で行けるようになったせいか、おしゃれな人も多くなりました。東久留米も、多様な大都会の一部なんです。

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