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天国橋を渡って

私立ハンセン病療養所の軌跡/2 神父らが築いた「聖地」 差別、偏見から守られ /静岡

 「転院の手続きをします」。1954(昭和29)年3月、岡山を出て多磨全生園(東京都東村山市)への転園に失敗した藤原登喜夫さん(85)は、私立のハンセン病療養所・神山(こうやま)復生病院(御殿場市神山)に迎えられた。

 それまで藤原さんが過ごした長島愛生園(岡山県瀬戸内市)は、30(昭和5)年に開園した国内で初めての国立ハンセン病療養所。復生病院は1889(明治22)年に、フランス人のジェルマン・レジェ・テストウィド神父(49~91年)によって開設されていた。

 パリ外国宣教会のテストウィド神父は、布教のために来日。鮎沢村(現御殿場市新橋(にいはし))を訪れ、…

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