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欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

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ロシアW杯と政治=西川恵

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 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会。一つ試合が終わると、地球上のどこかの国で人々が町に繰り出しお祭り騒ぎをする。19日夜は日本だった。東京・渋谷のスクランブル交差点を若者が埋め尽くし、「ニッポン」コールが深夜まで響いた。

 W杯を政治の脈絡で見るなら、目下、最大の勝者はプーチン露大統領だ。100万人超の外国の来訪客はもとより、テレビ観戦する世界何十億という人に、ロシアのホスピタリティー、寛容さ、組織力、大国ぶりを見せている。

 権威主義的な同大統領の統治と重ね、これまでロシアの閉塞(へいそく)性、非寛容、過酷な貧富の格差が語られてきた。しかしいまイメージを一新し、さらに1次リーグ突破を決めたロシアチームの快進撃が倍加する効果を生んでいる。

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