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地方銀行の再編問題

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村本孜・成城大学名誉教授
村本孜・成城大学名誉教授

 地方銀行の再編が相次いでいる。超低金利や人口減少で経営環境が厳しくなる中、「規模を拡大しなければ生き残れない」という危機感が高まっているためだ。だが、「同じ地域の地銀同士が経営統合すると、競争がなくなって貸出金利が上がる」との弊害も指摘されている。地域経済にとって望ましい地銀経営のあり方とは。

公取と金融庁の協議機関を 村本孜・成城大名誉教授

 日本、とりわけ地方の経済は下り坂で、金融機関の経営環境は今後さらに悪化する。健全な金融機関が将来にわたって企業や住民に適切なサービスを提供できるようにするため、経営統合によって無駄な競争を避け、余力を企業育成や経済活性化に使ってほしい。

 資金需要は継続的な減少が見込まれる。20年ほど前に500万社を超えていた企業数は約380万社まで減り、歯止めがかからない。生産活動の中核を担う15~65歳の人口も急減の見通しだ。後継者が不足し、黒字でも廃業する企業が相次ぐ。メガバンクと違って海外業務の比重が低い地方銀行には極めて厳しい状況だ。

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