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象徴として

第2部 共に歩む/4止 差別の歴史、思いはせ ハンセン病療養所訪問

 「一つ、心残りです」。天皇陛下は日本財団会長、笹川陽平さん(79)にそう語られた。2015年1月13日、皇居・御所の一室でのこと。笹川さんが、ハンセン病への差別撤廃を訴える「グローバル・アピール」の東京開催を前に、ハンセン病を巡る各国の事情を説明していた時だった。「一つ」とは、国内に14ある国立と私立のハンセン病療養所のうち、唯一、大島青松園(高松市)への訪問が実現していないことを指す。

 陛下は皇太子時代の1968年4月、鹿児島県の奄美大島にある療養所「奄美和光園」を訪ねた。以降、地方…

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