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薬物依存

立場超え、社会復帰支えた元判事の弁護士逝く

奥田保弁護士の遺影を手にして思い出を語る日本ダルクの近藤恒夫代表=東京都新宿区で、丸山博撮影

 薬物依存者の社会復帰を目指す民間組織「日本ダルク」を支援してきた元判事で弁護士の奥田保さんが5月末、78歳の生涯を閉じた。ダルクとのつながりは裁判官在職中から。きっかけはダルク創設者の近藤恒夫さん(76)。裁く側と裁かれる側という出会いだった。近藤さんは「出会いがなければダルクはなかった」と振り返る。

 「執行猶予になればまたクスリを使ってしまう。実刑にしてください」。1980年11月初旬、札幌地裁の法廷。裁判官だった奥田さんは、覚醒剤を使用したとして起訴された近藤さんの涙ながらの訴えを聞いた。

 覚醒剤の使用は、初犯で罪を認めれば執行猶予判決を言い渡すのが相場だ。反省の意思を確かめ、執行猶予を付けるつもりだった奥田さんの心が揺れた。再犯を宣言したに等しい被告を社会に戻していいものか。いや、この言葉は深い反省の果てに出たものなのかもしれない--。

 迷った末、言い渡した判決は…

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