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強制不妊手術

ろう学校長が推奨か 静岡で50年代在任

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術が強制されていた問題で、静岡県立静岡聾学校(現・静岡聴覚特別支援学校)で50年代まで校長だった男性(故人)が在任中、在校生の保護者や卒業生に手術を受けるように強く推奨していたとみられることが、県聴覚障害者協会への取材で明らかになった。協会は24日に開く県ろうあ者大会で、実態調査を求める特別決議を行う方針。

 協会によると、今年4月から県内の聴覚障害者を対象に調査をしたところ、7人から「校長が手術をするように(保護者らに)勧めていた」などの証言が得られた。うち県西部の90代男性は実際に強制手術を受けたという。6人は受けていない。

 その一人で静岡市に住む黒沢シン子さん(87)は取材に「高等部にいた時、保護者が集められた会で、校長が『不妊手術をすれば結婚相手を探す』と話していた」と説明。自身は耳が聞こえないため、その時は内容が分からず、後で母親から聞いたといい、「母親が手術に反対し、自分は子どもを産むことができた」とした。

 一方、県によると県立の福祉施設が保管する複数の個人ファイルの中に「優生手術」と記された資料が約60件見つかっているが、同意のない強制手術が行われたかは不明だという。県教育委員会特別支援教育課は「学校が手術を勧めたとする資料は見つかっていない。当時を知る人への聞き取り調査をできる限り行いたい」としている。【松岡大地】

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