沖縄慰霊の日

平和の礎「戦争はもうしないで」祈る人々

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戦没者の名前が刻まれた「平和の礎」の前で、手を合わせて冥福を祈る人たち=沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で2018年6月23日、野田武撮影
戦没者の名前が刻まれた「平和の礎」の前で、手を合わせて冥福を祈る人たち=沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で2018年6月23日、野田武撮影

 戦没者の名前が刻まれた平和祈念公園の「平和の礎(いしじ)」では早朝から、家族や親族らの名前に水をかけ、手を合わせる姿が見られた。

 沖縄県糸満市の百次(ももじ)ひろ子さん(75)は父が防衛隊に召集され、戦死した。幼かったひろ子さんら3人を一人で育ててくれた母も7年前に他界。「今は二人で天国で仲良くしていると思う。『孫らを見守ってください』とお願いした。戦争はもうしないでほしい。それだけ」と目を赤くした。

 同県八重瀬町の中村康子さん(87)は沖縄戦で両親と弟2人らを亡くした。康子さんの長男の信博さん(68)は「当時、女学生だった母は両親を失い、教師になる夢を諦めるしかなかった。私は祖父母や叔父の顔を知らないが、沖縄戦の歴史を次世代に伝えていくことが我々の役目だ」と話した。

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