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名古屋城エレベーター問題 忠実復元か 障害者配慮か

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建て替えで揺れる名古屋城天守閣(左手前)。右手から奥の建物群は木造復元された本丸御殿=名古屋市中区で2018年2月9日、本社ヘリから木葉健二撮影
建て替えで揺れる名古屋城天守閣(左手前)。右手から奥の建物群は木造復元された本丸御殿=名古屋市中区で2018年2月9日、本社ヘリから木葉健二撮影

 「尾張名古屋は城でもつ」とうたわれる名古屋城が今、天守閣の建て替えを巡って揺れている。老朽化した鉄筋コンクリート造りの現天守閣を解体し木造で復元する計画で、「史実に忠実な復元」を掲げエレベーター設置を否定する河村たかし・名古屋市長と、「排除の論理だ」と訴える障害者団体が激しく対立しているのだ。空前の「城ブーム」のさなか、全国から注目が集まっている。【道永竜命、三上剛輝】

 5層の大天守閣を貫く最大傾斜55度の急階段--。17世紀初頭、徳川家康の命で造られた難攻不落の城を再現すると、文字通り「バリアー」だらけだ。「市民の多くは究極の木造建築物を復元したいんですよ。復元は社会的義務だ」。河村市長は力説した。

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