<第77期順位戦C級2組 西川和宏六段VS池永天志四段(先)>
今回は池永天志(たかし)四段(25)を紹介しよう。大阪市出身。小学1年生で将棋を覚え、関西将棋会館の道場に通って強くなる。研修会に入会し、幹事の紹介で小林健二九段に弟子入りする。中学1年生で研修会から昇級して奨励会入り。主にネット将棋で鍛えて17歳になる直前に三段に。
ここまでは順風満帆だったが、三段リーグでは苦労する。同世代には高見泰地叡王や菅井竜也王位などライバルが多く、勝てなかった。5期連続で負け越して、降段点を2度もとった。幸い降段は免れたが(連続2回で降段)、昇段を狙うどころではなかった。池永はひたすら修業に励み、記録係や塾生も数多くこなした。記録係は400局近く、順位戦だけでも100局近くも務めた。
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