メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

伊東光晴・評 『人口減少社会の未来学』=内田樹・編

 (文藝春秋・1728円)

人口減少に対処する体制を

 国立社会保障・人口問題研究所の予測する日本の将来人口は、二〇六五年には約八八〇八万人と推定されている。現に、生産年齢人口は一九九五年がピークであり、総人口も二〇一〇年をすぎて減少に転じている。本書はこの問題に対する一一人の論考を集めたものである。

 なぜ人口が減り続けるのか。平川克美「人口減少がもたらすモラル大転換の時代」が、明確に答えている。

 五歳きざみで、母親の年齢を区切ると、三〇歳以上は子供の出生数の変化は少ない。減っているのは二〇歳代である。厚生労働省の調べで、初婚年齢を見ると、一九五〇年の平均二三・〇歳が、一九八五年では二五・五歳、二〇一〇年では二八・八歳、二〇一五年では二九・四歳と、年々上がっている。晩婚化--が人口減少をもたらしている、と。通念通りである。

この記事は有料記事です。

残り1075文字(全文1439文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 今年の“新語”大賞は「ぴえん」 新型コロナ関連のワードも続々トップ10入り

  2. GoToトラベル利用のバス旅行で10人がコロナ感染 福岡

  3. 呼吸困難や倦怠感…実は深刻なコロナ後遺症 病院で相手にされず 医師「国は対策を」

  4. 時機を失した政府のGoTo対応 北海道から訴える

  5. 経路不明急増、保健所パンク…「日本モデル」もう限界 「政府も危機感共有を」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです