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将棋

第76期名人戦七番勝負 挑戦者・羽生善治竜王-佐藤天彦名人 第5局の5

おやつタイム 観戦記・甘竹潤二

 中盤の難所の入り口だというのに2人はまるで将棋盤はじゃまだというように横を向いたり、うつむいたり、ほとんど盤面を見ていない。これは囲碁の対局ではほとんど見かけない光景である。

 佐藤は読みが一瞬のうちに頭のなかを駆けめぐったのだろう。指揮者がタクトを振るように、人さし指で空をなぞっている。やがて深いため息を2度つくと「うーん、そうか」とつぶやいた。

 午後3時、おやつタイムになった。ここでプチサプライズ。記録の宮田大暉三段にも、羽生と佐藤がそれぞれ…

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