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支局長からの手紙

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さあ、もういっぺん /京都

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 「石で打たれたことがあるなら/砂のかわりに未来を投げてくれとは/口には出すまい舞台の上からは/自分の選んだ道を進め/さあ、もういっぺん さあ、もういっぺん 火の消える前に」

 京都市出身・在住で、反戦や社会問題などを題材に歌い続けるシンガー・ソングライター、豊田勇造さん(68)の代表曲の一つ「大文字」の歌詞の一節です。1976年に発表された最初のソロアルバムに収録されているこの曲は、豊田さんの辛い体験が元になっています。

 72年8月16日、京都大農学部グラウンド(京都市左京区)で開かれたコンサート。五山の送り火の日でした。複数のミュージシャンが順番に出演し、赤く染まった「大」の文字を背に豊田さんはステージに立ちました。しかし、観客からは「帰れ」という怒号だけでなく、小石や砂、空き缶までが飛んできました。

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