県予選　ＢＡＮベースボールク、３連覇　８月４日開幕の九州地区予選へ　／大分

　社会人野球の全日本クラブ選手権県予選（県野球連盟、毎日新聞社主催）が２４日、大分市の別大興産スタジアムであり、ＢＡＮベースボールクラブが１２－２で大分ソーリンズ野球倶楽部をコールドゲームで降し、３年連続３回目の優勝を飾った。ＢＡＮは８月４日から宮崎市で開催される九州地区予選に出場する。【白川徹】

　ＢＡＮが攻守に圧倒した。初回から相手の失策につけこみ、犠打や盗塁など足を絡めた攻撃を展開し４点を先取。勢いに乗ると、五、六回にも得点を加えて突き放した。八回には、豊富大地選手の左翼越え三塁打など長短打５本を浴びせ、コールド勝利。中村仁哉投手の要所を抑える投球も光った。

　ソーリンズはエースの小間章央投手が指のけがで欠場し、苦しい戦いを強いられた。５点を追う六回、５番の田中敦史選手が中前に２点適時二塁打を放ったが、反撃もここまで。「一回の大量失点でリズムが崩れた」（藤澤哲也監督）ことが響き、最後まで波に乗ることができなかった。