
政策担う人材づくりを
文化庁が1968(昭和43)年に創設=1=されて50年を迎えた。今国会で改正文化財保護法が成立し、観光資源として文化を地域振興に生かす機運が高まっている。東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年を前に政府が訪日客の増加を成長戦略に位置づける中、現在の文化行政にどんな課題があるのか。青柳正規・前文化庁長官(73)に聞いた。【聞き手・岸俊光、写真・宮武祐希】
--文化庁の創設から、6月で50年を迎えました。この間の文化行政をどう評価しますか。
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