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県教委

800城館跡、徹底調査へ 5年かけ報告書に /茨城

 県教育委員会は、県内に約800あるとされる城館跡の網羅的な調査に乗り出す。県内全市町村教委の協力を得て、中世に造られた城館跡の現況や文献をおおむね把握したうえ、調査員が論文や伝承を整理し、現地調査して城館の範囲を確定する。5年かけて、歴史的価値を掘り起こし、今後の保存や活用に役立つ基礎資料となる報告書をまとめる。

     22日、県立歴史館(水戸市緑町2)で調査委員会(委員長=高橋修・茨城大教授)の初会合があり、有識者の専門委員と、各市教委の職員や高校教諭らが務める調査員が集まり、調査の進め方や役割分担を確認した。

     会合では、高橋委員長が「県内は中世の史料や遺跡がたくさん残り、面白いと言われている。調査を通して県内の中世城館を広く知ってもらい、よりよい活用につなげたい」とあいさつした。

     事業は2018~22年度の5年間で、費用は計約1000万円。県内全市町村教委へ配る調査カードに各市町村の城館跡の状況や文献などを記入してもらい回収。それらをもとに約1年半かけて、20人の調査員らが各遺跡の縄張り図や関連論文、伝承などの収集・整理や、場所確認などの基礎調査を実施。更に2年半かけて現地調査などで遺跡範囲を確定し、縄張り図などを作る詳細調査をする。古文書の収集・解読も並行して行い、22年度に報告書にまとめる。

     県教育庁文化課によると、県内では佐竹氏や小田氏、真壁氏など、のちに戦国大名と呼ばれる武将らが群雄割拠し、各地に城館跡が残るが、土塁や堀が長い年月で崩れたり、森林に覆われたりして分からなくなり、開発で破壊される危険にさらされている。文献には記載があっても、確認されていないものもあるという。同様の調査は、千葉県や山口県、京都府など全国各地で行われている。【吉田卓矢】

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