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独立の果てに

南スーダンの内戦は4年半に及び、食糧不足で100万人の子供が重い栄養失調に陥る。国連の平和維持活動(PKO)でインフラ整備にあたった陸上自衛隊がジュバから撤収して1年余り。民族間の対立に終わりは見えず、幼い命を脅かし続けている。

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独立の果てに

南スーダン難民報告/4 貧困脱出望み、子供兵に志願 「人殺しても変わらず」

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 工具を手にした若者は、解体中のエンジンに真剣なまなざしを向けた。

 南スーダンの首都ジュバにある職業訓練センター。ブライアン・バラさん(19)は、油の臭いがただよう作業場で自動車整備の技術を学んでいた。昨年まで戦場にいた「元子供兵」だ。

 9人きょうだいの末っ子として貧しい農家に育った。国中が内戦に巻き込まれると、村は反政府勢力の支配下に置かれ、政府軍と敵対。母は政府軍の兵士に殺された。

 政府軍への恨みから、反政府グループの兵士に志願した。「家にいても食べられない。兵士になって給料がもらえるようになれば家族を助けることができる」。そんな期待もあったという。入隊した時は14歳だった。

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