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+2℃の世界

適応の現場から/2 地下への浸水、どう防ぐ

線路が見えなくなるほど浸水した京都市営地下鉄東西線の御陵駅。左側がホーム=2013年9月16日(京都市提供)

 <くらしナビ 環境>

 地球温暖化に伴う被害を回避・軽減する適応の対象として、大きなテーマの一つが降雨だ。中でも、局所的な豪雨の頻発や強い台風の上陸が懸念されている。いずれも、下水道や排水路があふれる「内水氾濫」や、河川の堤防などの決壊で洪水を引き起こす可能性が高まる。地下空間が広がる都市部では、水の浸入によって交通網への影響が出た例がある。こうした浸水は最悪の場合、人命にも関わる事態になりかねない。【渡辺諒】

 2013年9月16日未明。台風18号が960ヘクトパスカルという強い勢力を保ちながら、紀伊半島沖を北東に進んでいた。京都市内では雨のピークを迎え、市東部に位置する山科雨量観測所で、同日午前1~2時の1時間に50ミリという雨量を観測していた。そのころ、京都市交通局の担当者に、同観測所近くの市営地下鉄東西線「御陵(みささぎ)駅」にある排水ポンプの異常を知らせる警報の知らせが入った。

 現場に駆けつけると、駅近くの安祥寺川が氾濫して大量の雨水が流れ込んでいた。線路部分約300メートルが水浸しとなり、始発からの運休を決めた。推定で1万5600トンもの水が浸入し、運転の再開は19日午後9時半と約4日後だった。担当者は「地下の浸水被害は、市営地下鉄が開業した1981年以降初めて。終電後の深夜だったので、乗客に被害がなかったことが幸いだった」と振り返る。

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