メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大阪北部地震

「熊本」から ボランティア奮闘

被災した井上孝子さんと会話するボランティアの井出順二さん(左)=大阪府茨木市西駅前町で2018年6月25日、金志尚撮影

 大阪北部地震の被災地では連日、全国から駆けつけたボランティアが活動している。その中には、過去の大規模災害を経験した人も少なくない。「あの時お世話になったから」「自分の経験を生かしたい」。地域を超えた連帯が被災者の支えになっている。【金志尚】

 「雨漏りはどうですか?」

 地震の発生から1週間が過ぎた25日、大阪府茨木市で1人暮らしをしている井上孝子さん(82)の自宅を、ボランティアの井出順二さん(45)が訪れた。数日前、地震で損傷を受けた屋根をブルーシートで覆う作業をした。その後の状況を確認しようと、再訪した。

 「雨漏りはありません」と井上さん。一安心し、井出さんはしばらくとりとめのない会話を続けてから、次の活動場所に向かった。「こうやって話を聞くことも大切だからさ」

 井出さんは熊本県南阿蘇村を拠点とするボランティア団体「ロハス南阿蘇たすけあい」の代表を務めている。ロハスは2年前の熊本地震を機に発足。現地での活動の他、昨年の九州北部豪雨の被災地でも支援にあたった。

 建設関連の仕事を長らく手がけてきた井出さんに加え、瓦職人など特殊技能を持った人がいる。素人には難しい作業を担えるのがロハスの強みだ。7人のメンバー全員が地震発生翌日の19日から大阪で活動している。「これまで経験したことを生かしたい」。井出さんらはその思いで取り組んでいる。

 熊本県から駆けつけたボランティアは他にもいる。吉住健一さん(32)と中川巧さん(23)の2人はともに熊本地震では自宅が全壊し、避難所生活を強いられた。そのときの経験から、「いろんな人たちにお世話になり、助けられた」と吉住さん。地震での被害状況を知り、中川さんと共に軽トラックで約10時間かけ、大阪に入った。

 2人は以前、土木系の仕事に携わったことがある。被災地では倒れたブロック塀の解体や、屋根をブルーシートで覆う作業などをしている。中川さんは「テレビで地震を知った。実際に来ると、困っている人は多い」と話した。吉住さんは「被災者の気持ちが少しは分かる」。当面、ボランティアを続ける。

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. JAL 自ら選んだ男性CAの道「男女に関係なく志望を」
  2. LGBT 「生産性なし」自民・杉田議員の寄稿が炎上
  3. 皇室 眞子さま、ブラジルで日系人と交流
  4. 祇園祭 後祭の宵山始まる 24日の花傘巡行は猛暑で中止
  5. 知事発言録 15~21日 /千葉

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]