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独立の果てに

南スーダン難民報告/5止 授かった子、産声に希望 貧困で早婚、死産招く病まん延

 「なんて幸運なんだ」。南スーダン・首都ジュバの国営病院。分娩(ぶんべん)室に赤ちゃんの産声が響き、医師たちは歓喜に沸いた。アニエル・グレースさん(19)は帝王切開で体重2600グラムの元気な男の子を産んだ。難産のうえ、「産科フィスチュラ」という症状を患い、無事な出産が危ぶまれていた。

 フィスチュラは、産道とぼうこうや直腸の間に穴が開く疾患で、難産の際に産道周辺が長時間圧迫されることで起きる。死産になることが多く、穴から尿や便が漏れる症状が産後も続き、女性を苦しめる。帝王切開などの処置で防ぐことができるので、先進国ではみられないが、医療の遅れた国では発症率が高い。

 国連人口基金(UNFPA)は2003年から治療や予防のキャンペーンを展開している。しかし根絶にはほど遠く、アフリカ、南アジアの一部の地域を中心に200万人以上の女性がフィスチュラに苦しんでいるとされる。南スーダンでは6万人との推計もあるが、実態は不明だ。

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