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福井地震70年

翌月施行「公安条例」 救援活動も拘束

70年前の福井地震での体験を思い出しながら語る多田崇子さん=札幌市南区で2018年5月19日、貝塚太一撮影

 1948年6月28日の福井地震で、救援に入った学生らが警察当局に相次いで拘束された。占領統治した連合国軍総司部(GHQ)の意向で福井県・市が災害時の秩序維持を名目とする全国初の「公安条例」を制定したためで、左派勢力寄りと目されれば検挙対象となった。70年後の今、大災害時に個人の権利が制約されかねない憲法改正の動きもあり、かつての拘束者は警鐘を鳴らしている。【岸川弘明】

 扇動的な言動や不確実な情報の流布を禁じた県と市の条例は地震の翌月に施行された。福井県史通史編6(96年)によると、その背景には、労働組合などの救援を混乱に乗じた扇動と取り締まるGHQの「反共的な姿勢」があり、「あいまいな規定から憲法が保障した表現の自由をおかすおそれ」があったという。

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