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大阪北部地震

どうする?災害時の備え 神戸で振り返る会 帰宅難民や水の確保、体験から問題点語る /兵庫

被災地NGO恊働センターで大阪北部地震での体験を語り合う人たち=神戸市兵庫区で、井上元宏撮影

 神戸市兵庫区の「被災地NGO恊働センター」が28日夜、大学生や会社員らと「大阪北部地震を振り返ろう寺子屋」を開いた。参加した約20人は大都市の地震に対するもろさを痛感し「無理して出勤して帰宅難民になる人もいた」と疑問を語り、普段の備えの大切さを語り合った。【井上元宏】

     地震は18日午前7時58分に発生。東大阪市に住む会社員、市井利依さん(58)は大阪市中央区に車で出勤する途中だった。地下鉄出口から人々がわき出て、中には転ぶ人も。高層マンションのエレベーターは大半が夕方まで停止し、お年寄りは外出できなくなった。「みんなとりつかれたように会社に出て、夜、帰宅できなくなっていた。休んでもいいんじゃないか」と話した。

     影響は播磨地域まで及んだ。たつの市の在宅介護支援センターに勤める女性(60)の周辺では、通学・通勤中の子どもや配偶者が電車に閉じ込められ、迎えに行く同僚が相次いだ。聴覚や視覚の障害者からは「テレビを見ても何が起きているか分からない。市役所も連絡がつかない」と悲鳴のような電話がかかってきた。

     NPO職員の坪田卓巳さん(34)=神戸市灘区=は、京都の友人がコンビニエンスストアで水がなくなり、2歳の子どもの飲み水確保に苦労した話を紹介。「やっぱり水はためておくべきだ」と訴えた。

     大学職員の成安有希さん(24)は、授業が1限からあるのかどうかをネットなどで調べてばかりいる大学生らに、教授が「身の安全や周囲の状況をみて大学に行けるのかどうか(指示を待つのではなく)、まず自分で判断しなさい」とSNSで訴えたエピソードを紹介。「災害では自ら判断することが増えるのに、その力が弱まっているような気がする。この地震をきっかけにいろんな備えを考えないといけない」と話した。

    〔神戸版〕

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