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北陸ひと模様

上林金沢茶舗社長 織田聡さん(34) /石川

上林金沢茶舗社長の織田聡さん=金沢市で、岩壁峻撮影

加賀棒茶普及へ、日々挑戦

 石川県民の日常生活に浸透しているだけでなく、近年はブランド品として注目を浴びる「加賀棒茶」。茶の茎を焙煎(ばいせん)したほうじ茶は1902(明治35)年に考案され広く普及したとされるが、大手コーヒーチェーンと手を組むなど、100年超の歴史に新風を吹かせようとしている。

 「茎は葉っぱに栄養を通す管。だから栄養が豊富なんです。特に加賀棒茶は初摘みで取れた茎を使っているので、うまみが詰まっている」とよどみなく魅力を語る。京都の老舗「上林(かんばやし)春松本店」から1949年にのれん分けを許された店の3代目。茶の奥深さを知ったのは、異国の地だという。18歳の時、先代で父の勉さんに連れられ、米国で行われた茶道の裏千家淡交会の会合に参加した。日本特有だと思っていた茶の文化が、海外に広がりを見せている--。「世界から見た日本」を肌で感じ、家業を継ぐ決意は揺るぎないものになった。

 京都での修行を経て、約8年前に金沢に戻った。大事にしているのは異業種とのつながり。商工会議所青年部…

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