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安田賢治のここだけの話

大学定員管理の厳格化で来年も厳しい入試になる!

 今春の私立大志願者は昨年に比べ7%も伸びた。高校卒業生は少子化の影響から1万4000人減っているにもかかわらず、私立大の志願者が増えたのは、定員管理の厳格化の影響が大きい。今年の受験生は有名大学の合格者の絞り込みで、昨年、先輩がバタバタ落ちたことを目の当たりにしている。進路指導教諭のアドバイスもあり、対策として併願校数を増やした。そのため、今年の私立大志願者が大きく伸びたのだ。

     私立大志願者数上位6校は、昨年に続き10万人を超える人気ぶりだ。早稲田大、上智大、東京理科大、MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)、日東駒専(日本大、東洋大、駒澤大、専修大)はすべて志願者増。有名難関大では慶應義塾大だけが志願者減だった。関西でも関西大、同志社大、立命館大は志願者増、関西学院大だけが減少した。

     入試方式別では、昨年より大きく志願者が増えたのが、センター試験利用入試で約10%増。センター試験利用入試はセンター試験の成績だけで合否が決まる方式がほとんどだ。受験料が一般入試の半額ほどのところが多く、大学別の入試対策も必要ない。受けに行かなくて済むため、受験にかかる経費も低く抑えられる。募集人員は少ないが、最終的に合格者を多く出すため、倍率は一般入試より低いところも少なくない。併願校を増やす時に狙われたと見られる。

     そうした中で、合格者数は法政大が3633人減らしたのをはじめ、東洋大3170人減、明治大1638人減、早稲田大1395人減などとなった。関西でも立命館大が3147人減、関西学院大2460人減で、今年の入試も厳しかったといえる。

     来年はさらに厳格化が厳しくなり、1.0倍にまで絞る。今年の厳しい状況を踏まえ併願校を増やす受験生が増える一方で、推薦やAO入試が人気になる可能性が高い。どの入試も厳しくなりそうだ。

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