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美食地質学入門

「美食地質学」は開講です。美食と地質って接点がまったくなさそうですが、さにあらず。実は深~い関係があるんです。

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美食地質学入門

第4講 アユ 清流育む、高温の花こう岩

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紀伊半島のカルデラとアユの関わりについて話す巽好幸先生(左)と大引伸昭先生=三村政司撮影
紀伊半島のカルデラとアユの関わりについて話す巽好幸先生(左)と大引伸昭先生=三村政司撮影

 今が旬のアユは、清流を好むのが知られているが、それは巨大噴火のたまものだという。どんな地形と関係があるのだろうか? マグマ学者の巽好幸・神戸大教授と日本料理の大引伸昭先生(エコール辻大阪)に解き明かしてもらおう。

 今回用意していただいたのは和歌山・日高川の天然アユと琵琶湖のアユだ。アユは秋に川でふ化すると海に下り、春になると川をさかのぼってくる。そして初夏においしくなる。琵琶湖のアユは海には下れないからか小ぶりで、小アユと呼ばれる。大引先生は日高川でアユ漁35年のベテラン川漁師、林睦二さんと会ってきた。

大引「今年は雨による増水や冷水病で、今までにない不漁だそうです。昔は川にうじゃうじゃいたのが、今では50分の1くらいに減っていると」

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