育休

延長狙い、相談相次ぐ 「入所できない施設を紹介して」 審査公平性に影響

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 育児休業の延長に必要な、保育所に落選したことを示す「入所保留通知書」。自治体の現場からは、育児休業延長のために保留通知を求める保護者の増加と、そのしわ寄せを受ける他の保護者の存在、対応に苦慮する行政の姿が浮かび上がってくる。

 福岡県太宰府市の担当職員は、今年4月からの利用希望を受け付けていた昨年末、異変を感じた。同市の利用申込書には市内12カ所の認可保育所名が記載され、保護者が希望順を書き入れる書式になっているが、窓口を訪れたある保護者は1カ所だけを希望。職員が「入所は難しいですよ」と伝えると、「実は……」と育休延長のため「入れなくていい」のだと明かされた。同市は保留通知を目的とした申し込みの具体的な数は把握していないが、担当者は「育休制度の拡大で前年の倍になった感じだ」と言う。

 内閣府のまとめでも「入所できない保育施設を紹介してほしい」「申し込みはするが、選考はしないでほしい」などの相談が、全国的に自治体の保育担当部署に寄せられているという。

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