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ガムが苦戦している。昨年の国内販売額はピークに比べほぼ半減し、菓子類の中で独り負けの状態だ。背景を探ると、さまざまな競合の台頭で存在感が薄れている現状が見えてくる。【増田博樹】
東京都内のあるコンビニエンスストア。棚で最も目立つ目線の位置にはグミキャンディー、その下にはタブレット(錠菓)がずらり。ガムは最下段にある。「グミは伸びていますから」と担当者。コンビニの棚は商品の売れ行きをシビアに反映する。
業界団体「日本チューインガム協会」によると、昨年のガム販売額(小売りベース)は1005億円。ここ十数年減少が止まらず、ピークの2004年比47%減と半分の水準に落ち込んだ。
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