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保育士の資格を持ちながら働いていない「潜在保育士」の約4割が県内で就労を考えていることが、県による初の実態調査で分かった。潜在保育士は結婚や妊娠を機に離職するケースが多く、復職を考えている人の約7割が育児や介護などとの両立を重要視していることも明らかになった。【高橋祐貴】
調査は昨年10、11月、保育士として県に登録している30~50代の1万5113人に調査書類を郵送して実施。4182人から回答を得た。内訳は現役保育士が52・6%、離職中や保育士以外の仕事に就いている潜在保育士が46・9%だった。
現役保育士は60・7%が中途退職を経験していると回答。退職理由(複数回答可)を尋ねると、妊娠・出産がトップで、結婚▽仕事量▽人間関係--と続いた。また、復職のきっかけ(同)については経済的な理由が最多で、「育児が一段落した」「知人に誘われた」の順だった。職場への改善要望(同)は、賃金面や職員の増員といった回答が目立った。保育士を継続するために重視すること(同)は、家庭との両立や賃金が大半を占めた…
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