東日本大震災

岩手・釜石津波訴訟和解 市、犠牲者におわびへ 仙台高裁

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和解成立後の記者会見で、亡くなった片桐理香子さんへの思いを語る父寺沢泰樹さん(右)と母仲子さん=仙台市で2018年7月3日午後4時1分、藤井朋子撮影
和解成立後の記者会見で、亡くなった片桐理香子さんへの思いを語る父寺沢泰樹さん(右)と母仲子さん=仙台市で2018年7月3日午後4時1分、藤井朋子撮影

 東日本大震災で、岩手県釜石市の鵜住居(うのすまい)地区防災センターに避難し津波の犠牲となった幼稚園臨時職員、片桐理香子さん(当時31歳)の遺族が「正しい避難場所の周知を怠った」として市に損害賠償を求めた訴訟の控訴審は3日、仙台高裁(小林久起裁判長)で和解が成立した。市が行政の責任を認め、遺族に和解金48万9500円を支払う。片桐さんの両親は記者会見で「娘の死は無駄ではなかった」と目を赤くした。

 双方の弁護士によると、和解内容は▽釜石市が行政責任を認めて犠牲者へのおわびを表明▽園児2人を救出した片桐さんら幼稚園職員の命懸けの行動に感謝の意を示す--など。野田武則市長は「改めて亡くなった方々の思いを胸に刻み、さらに一層安全・安心なまちづくりへの取り組みを強化していく」とのコメントを出した。

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