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テーマ別観光 ネットワーク化で訪日客を地方へ

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外国人も参加して楽しんだONSEN・ガストロノミーウオーキングin会津若松=福島県会津若松市で2018年6月3日(ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構提供)
外国人も参加して楽しんだONSEN・ガストロノミーウオーキングin会津若松=福島県会津若松市で2018年6月3日(ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構提供)

温泉など17テーマで自治体の枠超え支援 観光庁

 温泉など共通の観光資源を持つ地域をネットワーク化し、地方の観光地への誘客を進めていこうと、観光庁は「テーマ別観光」の事業に力を入れている。特にインバウンドを意識し、外国人観光客の関心の高いテーマを中心に、自治体の枠を超えた横のつながりを強化。メジャーな観光地以外へも客足が伸びるようツーリズムや民間団体を支援する。今年は新たに産業観光や郷土食探訪など4テーマを支援対象に選定、合計17テーマで取り組みを進め、2020年訪日外国人客4000万人達成に向けて拍車をかける。

 訪日外国人客が年々増えている中で、旅行形態やニーズは大きく変化している。観光庁の訪日外国人消費動向調査で2012年と17年の5年間の動きを見ると、12年に「観光・レジャー」を目的で来日した人の割合は49.0%だったが、17年は74.9%と大幅に増えた。特に台湾、香港、韓国は8割、中国やタイ、スペイン、オーストラリアでも7割を超えている。

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