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独立の果てに

南スーダン難民報告 暴力と飢えと炎熱 子供たちの命奪う(その1)

 アフリカ東部・南スーダン。約40年にわたる内戦を経て2011年にスーダンから分離独立したこの国は、わずか2年で内戦状態に陥った。市民を巻き込んだ殺りくや略奪が繰り返され、人口の3分の1に当たる420万人が故郷を逃れている。今年4月、現地を訪ねると、貧困による飢えや暴力が子供たちの命を脅かしていた。

 記者が各地を移動中、眼前に広がるのは殺伐とした荒野ばかりで、耕作地はほどんどなかった。女性や子供たちは武装勢力の襲撃におびえながら、荒野の中で潜むように暮らし、わずかな作物で命をつないでいた。

 国連や非政府組織(NGO)などの援助関係者100人以上が殺され、物資輸送も困難な事態になっていた。南スーダンは日本の約1・7倍の国土面積を持つ。南北にナイル川が貫き、石油資源にも恵まれたこの国は、豊かになる可能性を秘めていた。「トンネルの出口に光が見えた。正しい道を進もう」。11年7月の独立演説で、キール大統領は高らかにそう語った。

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