タイ洞窟

出発前にコーチ「中でのんびりする」

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ワチラロンコン国王の肖像写真を手にサッカーコーチの体調を気遣うおばのタム・ジャンタラウォンさん=タイ北部チェンライ県で2018年7月4日夜、西脇真一撮影
ワチラロンコン国王の肖像写真を手にサッカーコーチの体調を気遣うおばのタム・ジャンタラウォンさん=タイ北部チェンライ県で2018年7月4日夜、西脇真一撮影

 【チェンライ(タイ北部)西脇真一】タイ北部チェンライで、地元サッカーチームの少年12人とコーチが取り残されているタムルアン洞窟は、鍾乳洞で神秘的な場所だが観光開発は進んでおらず、地元の人でも足を踏み入れる人は多くない。コーチの親族によると、僧侶の経験もあるコーチは出発前、「子供たちと洞窟の中でのんびりする」と話していたという。

 国立公園内にある洞窟は全長10キロ以上で、タイでも有数の規模。地元メディアによると7~11月は水量が増えるため、許可証なしの立ち入りを禁じる看板が出ていた。また一帯が「王女の悲恋伝説」の舞台であることも、人々の足を遠ざけていたようだ。地元で暮らすハタイラット・プッタソーンさん(33)は「自然が好きで若い頃は友人と何度か入ったが、他人に出会ったことはほとんどない」と証言する。

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