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生活保護費詐欺

逮捕の元北区職員「生活費や競馬、株に」

王子署が詐欺容疑で逮捕 北区「被害総額6500万円に」

 東京都北区民の生活保護費をだまし取った詐欺の疑いで元北区職員、小林昇容疑者(46)=さいたま市岩槻区本町2=が警視庁王子署に4日、逮捕された。小林容疑者の逮捕を受け、北区は4日に緊急記者会見し「小林容疑者が認めている不正支出は、現時点で12件、約6500万円になる」と明らかにした。区は5月、不正に支出させた額を約3000万円と公表したが、その後の調査で2倍以上に膨らんだ。花川与惣太区長は「生活保護という区民の生命にかかわる職員が、同僚を欺いて不正に支出させ着服するという犯罪行為を起こし、心からおわびする」とのコメントを発表した。

     区の内部調査によると、小林容疑者は2010年5月~今年3月、住所不定の生活保護費受給者12人について、7人がすでに死亡、5人が区外へ転出していたにもかかわらず、虚偽の「面接カード」を作成。経理担当者に見せて生活保護費を不正に支出させ、計約6500万円をだまし取った。区は「面接カード」が残っていた死亡者3人への不正支出約220万円について、小林容疑者を詐欺容疑で王子署に告訴していた。

     小林容疑者は区に対し「生活費や競馬、株などに使った。現在は約1000万円残っている」と説明したという。

     区は慣例で、生活保護費は受給者の口座に振り込むか、窓口で本人に直接渡すことを原則としているが、小林容疑者は間に入って受け取っていた。区は「原則通りに支給しなかったことは反省している」と陳謝。内部調査を続けて損害額を確定した上で、小林容疑者に賠償請求する方針を明らかにした。また、ともに着服が発覚した60代の元職員の男性については「捜査中で、容疑が固まった上で告訴する」としている。【福沢光一】

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