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核兵器禁止条約

核兵器開発などを初めて全面的に禁じる核兵器禁止条約が1月22日に発効しました。核軍縮の前進につながるか注目されています。

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採択1年 「源流学んで」 「原爆は国際法違反」55年前に判決 起草の裁判官訴え

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 核兵器禁止条約採択から7日で1年。その源流となった判決が半世紀前にあった。1963年12月7日、東京地裁で言い渡された通称「シモダ・ケース」。無差別に市民を殺傷した広島・長崎への原爆投下を、国際法違反と世界で初めて判示した。3人の裁判官の一人として判決文を書いた高桑昭さん(81)=東京都在住=が毎日新聞の取材に応じ、「判決は非常に勇気の要る仕事だった。過去に学び、各国は条約発効に向け粘り強く交渉すべきだ」と訴えた。

 裁判は1955年、広島への原爆投下で子供5人を亡くした下田隆一さん(64年に65歳で死去)ら広島、長崎の被爆者5人が国家賠償を求めて起こした。20代の新任裁判官だった高桑さんは、結審の直前から審理を担当した。原爆の使用を明確に禁止する国際法がないため、19世紀後半からの戦争法規をひもといて違法性を検討。裁判長らとの合議で方針を決め、高桑さんが3カ月弱かけて判決の草稿をまとめた。

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