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核兵器禁止条約

核兵器開発などを初めて全面的に禁じる核兵器禁止条約が1月22日に発効しました。核軍縮の前進につながるか注目されています。

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核断罪、挑んだ執念 55年前「原爆違法」判決 被爆の原告、病身で訴え

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原告の故下田隆一さんが松井弁護士に宛てた手紙=東久保逸夫撮影
原告の故下田隆一さんが松井弁護士に宛てた手紙=東久保逸夫撮影

 原爆投下を国際法違反と断じ、核兵器禁止条約の礎になった1963年の東京地裁判決。担当弁護士が長年保管してきた裁判資料からは、戦勝国の行為の違法性を問う裁判に臨む弁護士たちの苦労や、二度と惨禍を繰り返さないという被爆者の思いが読み取れる。

 資料は原告側代理人を務めた松井康浩弁護士(2008年死去)が東京都内の自宅に保管。訴状や準備書面、判決文のほか、原告や弁護士の間で交わした書簡などで、松井弁護士の死後、長男活(かつ)さん(65)が約10年前に日本反核法律家協会(事務局・埼玉県)に寄贈した。

 「シモダ・ケース」として知られる裁判。原告の一人、下田隆一さんは47歳の時に爆心地から1・4キロの広島市の自宅で被爆した。当時4~16歳だった子供5人を亡くし、近くに住んでいた弟一家7人も死亡した。自身は右手や腹、背中にやけどを負い、内臓障害で働けなくなった。

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