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みんなの広場

夏空に思い出すB29飛行機雲=無職・松森由博・82

 (三重県伊賀市)

 子供のころ、梅雨が明け夏空に太陽が顔を出すと、曽祖父は決まって「ああ、これで今年も米の飯が食えるわい」と言いました。暑い夏が豊作を約束してくれるという意味です。明治5(1872)年生まれの曽祖父は、自身の祖父母たちから江戸時代後期の「天保の大飢饉(ききん)」の話を聞かされていたそうです。

 一方、私の夏空の思い出は米軍の爆撃機B29の飛行機雲です。戦争末期、毎日のようにやって来て、ジュラルミンの巨体で堂々と4条の白い飛行機雲をひきながら、かなり低空を東へ西へと飛んでいきました。もちろんその時は空襲警報発令中で、半鐘の短い4連打が集落中に鳴り響きました。私たちは登校途中でも山の中に入り、飛び去るのをじっと待ちました。

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