オウム真理教

日本震撼13事件 教祖に法の裁き(その2止)

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ゆがんだ信仰を支配

松本死刑囚「私は日本の王になる。真理にあだなす者は殺さなければ」

 「救済の名の下に日本国を支配して王となることを空想した」。松本智津夫死刑囚を一連の事件の首謀者と断じた1審・東京地裁判決(2004年2月)は、動機をそう認定した。

 松本死刑囚は1955年3月、熊本県八代市に生まれた。生まれつき目が不自由で、盲学校を卒業。上京後の82年ごろから仏教やヨガに傾倒して「麻原彰晃」の教祖名を名乗り、84年には「オウム神仙の会」を設立した。85年には「空中浮揚」する写真が雑誌に掲載されるなどし、「誰でも修行すれば超能力者になれる」と説いた。

 87年、団体名を「オウム真理教」に変更し、自らを「オウムの主宰神であるシバ大神とコンタクトを取れるグル(尊師)」と称した。教団には、超能力や死後の世界に関心を抱いたり、社会に不満を持ったりした若者らが引き寄せられ、88年までに出家信者100~200人、在家信者3000~4000人に達したとされる。100万円以上を寄付した信者に教祖の血を飲ませる「血のイニシエーション」を施すなど資金集めも活発化し…

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