オウム真理教

松本死刑囚、刑執行 警視庁、警備を強化 「教祖」神格化警戒 後継の動き懸念

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サリンが散布された地下鉄丸ノ内線の車内を、防護マスクを着用しデッキブラシを使って除染、洗浄する陸上自衛隊の除染部隊=東京都文京区の地下鉄丸ノ内線後楽園駅で1995年3月20日、陸自提供
サリンが散布された地下鉄丸ノ内線の車内を、防護マスクを着用しデッキブラシを使って除染、洗浄する陸上自衛隊の除染部隊=東京都文京区の地下鉄丸ノ内線後楽園駅で1995年3月20日、陸自提供

 松本智津夫死刑囚の死刑執行を受け、警察庁は6日、全国の警察に警戒を徹底するよう指示し、警視庁も警備を強化した。公安調査庁は同日(午後6時現在)、全国14都道府県の26施設を立ち入り検査。公安当局は、死刑執行によって松本死刑囚が神格化されたり、遺骨が後継団体の布教に利用されたりすることを懸念する。

 執行された遺体の引き渡し先は死刑囚本人に意思確認を行うのが原則で、意思確認ができていない場合は親族に引き取りを打診する。松本死刑囚の妻や子供が引き取り手となる可能性がある。

 公安当局は、オウム真理教の後継主流派「アレフ」などの後継団体は現在も松本死刑囚の影響を受けているとみており、遺体や遺骨が教団側に渡った場合、資金集めに使われる可能性があると懸念。教団内の主導権争いなどの情報収集や、執行の報復などの警戒を続ける。公安調査庁の中川清明長官は「現在のところ、信徒の動揺や危険な兆候を示す言動は認められない」と述べた。【金森崇之、服部陽】

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