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大口病院中毒死

元看護師を聴取 殺人容疑で神奈川県警

大口病院=横浜市神奈川区で2017年1月、本社ヘリから丸山博撮影

 横浜市神奈川区の大口病院(横浜はじめ病院に改称)で2016年9月に入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、神奈川県警は7日、このうち1人の男性を殺害した疑いがあるとして、病院の元看護師の女(31)の事情聴取を始めた。捜査関係者への取材で判明した。県警は容疑が固まり次第、殺人容疑で逮捕する方針。

 捜査関係者によると、女は点滴に消毒液を注入して患者を死亡させた疑いが持たれている。女は6月下旬以降の任意の事情聴取に対して「点滴に消毒液を入れた」と話しているという。一方、女は毎日新聞の17年9月の取材に対し「誰が起こしたのかわからないが、自分じゃないと絶対に言える」と語っていた。

 中毒死したのは、横浜市青葉区の西川惣蔵さん(当時88歳)と同市港北区の八巻信雄さん(同88歳)。2人は4階の同じ病室に入院。西川さんは16年9月18日午後4時50分ごろ、心拍数低下を知らせるアラームが鳴り、同7時ごろに死亡し、八巻さんは20日午前4時ごろ心拍数が低下し、同55分ごろ死亡した。

 八巻さんの死後、司法解剖で体内から界面活性剤の成分が検出されて中毒死と判明し、事件が発覚。その後、西川さんの体内からも同じ成分が検出された。界面活性剤は殺菌消毒液ヂアミトールに含まれていた。

 4階病棟には事件当時、濃縮度10%のヂアミトールがあり、看護師らが水で希釈して器具の殺菌などに使っていた。未使用の点滴約50袋のうち10袋前後に、針を刺したような穴が見つかり、一部から界面活性剤の成分も検出された。

 事情聴取を受けている女は主に4階病棟を担当していた。9月18日は夜勤で午後3時ごろ出勤し、西川さんの容体急変時には他のスタッフと処置に当たった。19日は午前に勤務を終え、八巻さんの死亡時には病院にいなかった。【中村紬葵、国本愛】

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