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西日本豪雨

県内、2人死亡10人重軽傷 建物被害は664棟 /兵庫

土砂崩れで男性1人の遺体が見つかった現場=兵庫県宍粟市一宮町公文で2018年7月9日午前10時51分、幸長由子撮影

 8日まで降り続いた大雨で、県内では宍粟市で土砂崩れで倒壊した家屋から63歳の男性が遺体で発見されるなど2人が亡くなり、10人が重軽傷を負った。建物への被害は全壊5棟など計664棟、土砂崩れは287カ所に上った。県は「災害マネジメント総括支援員」の職員を広島県呉市に派遣するなど、被災地支援を始めた。【西日本豪雨取材班】

     県によると9日午後4時現在、建物被害は全壊5棟(宍粟市)▽半壊4棟(宍粟、神戸、三木市)▽一部損壊17棟▽床上浸水107棟▽床下浸水531棟。豊岡市では床上浸水32棟、床下浸水162棟に上った。土砂崩れは神戸市111カ所▽神河町18カ所▽姫路市15カ所▽宍粟市、篠山市13カ所--など。

     県は9日午前、総務省が3月に創設した「災害マネジメント総括支援員」の県職員2人を呉市に派遣。岡山県に災害時派遣医療チーム(8チーム41人)、高知県に防災ヘリを派遣した。

    崩落した神戸鈴蘭台高校ののり面。地面が深くえぐれている=2018年7月6日、兵庫県教委提供

     神戸市北区の県立神戸鈴蘭台高校では6日午後4時ごろ、体育館北西ののり面が崩落し、土砂が近くの公園などに流出。休校中で生徒はおらず、出勤していた教職員も避難し、けが人はなかった。9日は体育館付近を立ち入り禁止とし、予定していた期末試験を実施した。

     また、朝来市は9日、国史跡・竹田城跡につながる4ルートの中で最も利用客が多い西登山道(山城の郷ルート)の路肩が約80メートルに渡って崩落した、と発表した。西登山道を閉鎖し、南登山道(城南台側ルート)▽表米(ひょうまい)神社登山道▽駅裏登山道の3ルートにする。市は「復旧には数カ月かかりそう」としている。

    土砂崩れ、家飲み込む 宍粟

     宍粟市一宮町公文の小原地区では、土砂崩れで土木業、小椋文雄さん(63)が亡くなった。同地区では9世帯が孤立し、住民の多くは8日に防災ヘリで救出された。

     9日午前、記者は田中市郎・西公文自治会長に同行し、現場に向かった。土砂を越えて道路を歩き、途中から地区に住む男性(76)の軽トラックで集落を目指す。すると現場の赤茶色の山肌が。田中さんは「こりゃひどい」と絶句した。

     現場の川向かいの家に別の男性(70)が1人残っていた。「小椋さんは集落の若手。仕事熱心で、溝掃除やら地域のことをようしてくれた。見つかる時に、集落のもんが誰もおらんわけにはいかん」。6日夜から家の周囲は川のようで逃げられなかったという。7日午前2時ごろ、家の裏手から水が噴き出してきて床下が浸水。空が明るくなった頃、小椋さんの家はなかった。【幸長由子】

    〔神戸版〕

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