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西日本豪雨

建物被害664棟 2人死亡、10人重軽傷 県まとめ /兵庫

地滑りで資材倉庫やトレーラーハウスが流された現場=兵庫県宝塚市波豆で、石川勝義撮影

 兵庫で初めて大雨特別警報が発令された西日本豪雨に伴い、阪神間の自治体で開設された避難所は9日、全て閉鎖された。大阪管区気象台は近畿地方が同日、梅雨明けしたとみられると発表。最高気温が30度を超える中、各自治体は豪雨からの復旧作業に追われた。【井上元宏、石川勝義、粟飯原浩、松田学】

     三田市に出されていた避難指示は8日午前4時半、阪神間の6市1町で出された避難勧告は9日午後4時までに、それぞれ解除され、避難所は閉鎖、避難者はいなくなった。

     県の9日午後4時現在のまとめによると、建物被害は全壊5棟(宍粟市)▽半壊4棟(宍粟、神戸、三木市)▽一部損壊17棟▽床上浸水107棟▽床下浸水531棟--の664棟に上った。土砂崩れは宍粟市で13カ所、西宮市で3カ所、宝塚市で1カ所など計287カ所で発生。宍粟市で土砂崩れで倒壊した家屋から男性(63)が遺体で発見されるなど2人が亡くなり、10人が重軽傷を負った。

     また、神戸市北区の県立神戸鈴蘭台高校で6日午後4時ごろ、体育館北西ののり面が崩落。休校で生徒はおらず、出勤していた教職員も避難し、けが人はなかった。

     宝塚市波豆(はず)では8日午前6時半ごろ、長さ約100メートル、幅約30メートルにわたって土砂崩れがあり、資材用倉庫(約15平方メートル)やトレーラーハウスが流され全壊しているのを散歩中の近隣の住民が見つけた。けが人はなかった。市総合防災課によると、現場は平地で付近に川はない。大雨で地盤が緩み、地滑りを起こしたとみられる。現場近くに住む渋江煕(ひろし)さん(73)は「音は聞こえず、消防が来るまで気付かなかった。流されたトレーラーハウスがどこにも見当たらず驚いた」と語った。

     三田市では、羽束川や青野川で護岸が崩れたり、三輪のため池近くの住宅地で地表に亀裂(長さ約15メートル、深さ約1メートル)が入ったりした。上青野の自宅裏山が崩れ、土砂で倉庫が壊れた会社員、宮本貴之さん(44)の妻寿絵さん(34)は「雨が収まった8日午前に避難所を出てほしいと言われ困った。地域の約20人が庭先の土砂を取り除くのを助けてくれ、本当にありがたかった」と話した。

     朝来市によると、「国史跡・竹田城跡」に上がる西登山道(山城の郷ルート)の路肩が約80メートルにわたって崩落。市は9日、西登山道を閉鎖し、南登山道(城南台側ルート)▽表米(ひょうまい)神社登山道▽駅裏登山道の3ルートにすると発表した。「復旧には数カ月かかりそう」(市観光交流課)という。

     県は9日午前、総務省が3月に創設した「災害マネジメント総括支援員」に登録された県職員2人を広島県呉市に派遣。岡山県に災害時派遣医療チーム(8チーム41人)、高知県に防災ヘリを派遣した。


     ◆西日本豪雨での阪神間の自治体の一時避難状況◆

           避難指示    避難勧告       避難所開設数  避難者

    西宮市          8500世帯1万8900人  28  15世帯37人

    芦屋市          3730世帯  9043人   6  12世帯38人

    伊丹市           127世帯   284人   4  10世帯28人

    宝塚市          2559世帯  5678人  19  42世帯54人

    川西市          3300世帯  7507人  28  10世帯17人

    三田市  14世帯37人 3435世帯  7996人  34  44世帯98人

    猪名川町         2010世帯  5694人   6  59世帯113人

     ※9日午後4時現在の県まとめによる、数字はいずれも最大時(変更の可能性あり)

    〔阪神版〕

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