特集

西日本豪雨

「平成最悪の豪雨被害」をもたらした西日本豪雨。広い範囲で土砂崩れや河川の氾濫が多発し、甚大な被害となった。

特集一覧

西日本豪雨

死者125人、不明89人 猛暑の中、懸命捜索

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
土砂崩れで住宅が流された現場で安否不明者が見つかり、ブルーシートで覆いながら救出活動にあたる警察、消防、自衛隊員ら=広島県熊野町で2018年7月9日午後1時7分、手塚耕一郎撮影
土砂崩れで住宅が流された現場で安否不明者が見つかり、ブルーシートで覆いながら救出活動にあたる警察、消防、自衛隊員ら=広島県熊野町で2018年7月9日午後1時7分、手塚耕一郎撮影

 西日本を中心とした豪雨被害は各地で拡大し、毎日新聞のまとめでは、9日午後10時半現在、13府県で125人が死亡、89人の安否が不明となっている。豪雨災害で死者が100人を超えるのは、1983年7月の山陰豪雨(死者112人)以来で、平成では最悪の被害となった。被災地は9日夜以降、生存率が急激に低下するとされる「発生から72時間」を迎える。梅雨が明けて各被災地で真夏日を記録する中、自衛隊や警察などが懸命の救助、捜索活動を続けているが、がれきや土砂などに阻まれ難航している。

 死者数の内訳は、広島46人▽岡山36人▽愛媛25人▽京都4人▽山口、福岡各3人▽兵庫、鹿児島各2人--など。防衛省などによると、自衛隊は約2万9000人、警察は19都府県から約680人、消防は16府県から約1000人の態勢で、安否不明者の捜索や孤立した住民の救助活動を続けている。

この記事は有料記事です。

残り603文字(全文981文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集