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経済観測

中国式はグローバルに通用するか=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

 一党独裁の中国ではプロジェクトの起案も施行も電光石火のごとくである。しかしその速攻性も中国の国際的関与拡大の局面で裏目に出ることもまれでない。

 スリランカのハンバントタ港の建設は手早かったが、スリランカの債務返済の遅延により、港湾の運営権は中国に渡った。これは他の途上国の教訓となり、マレーシアのマハティール元首相の復権に帰結した。その総選挙では、中国が関与した三つの建設プロジェクト見直し問題が提起された。民主主義的意思決定の中国への逆流といえる。

 7月4日、マレーシアのナジブ前首相は政府系ファンド「1MDB」を巡る背任罪で起訴された。前首相時代の中国の国有企業とのプロジェクト契約の背景にも「1MDB」が介在した。マレーシアの東海岸での鉄道建設と2本のパイプラインの合計は220億ドル(約2・4兆円)に上るが、中国の輸出入銀行が融資主体となり、ここに「1MDB」も関わった。一部では「1MDB」がペナンに保有する土地も買い取られており、「1MD…

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