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西日本豪雨

ボランティア「待って」 受け入れ態勢整わず

復旧に時間のかかる見込みの高速道路

 西日本を中心にした豪雨災害は、日を追うごとに甚大な被害の実態が明らかになってきた。被災地にはボランティアの問い合わせが相次ぐが、周辺にはまだ危険な場所が多く、高速道路の通行止めも目立つ。専門家は「今後すぐに延べ数十万人規模のボランティアが必要になる」と指摘するが、「今は受け入れ先の承諾がない限り、直接被災地に行ったり支援物資を送ったりしないでほしい」と冷静な対応も求める。

 西日本高速道路によると、広島県などで高速道路の多くが寸断。復旧のめどが立っていない区間は少なくとも全国で7区間に上る。山陽道は1週間程度で全通する見通し。被災地周辺の一般道も土砂崩れなどで通行止めが相次ぎ、流木なども残る。車での乗り入れは危険な場所もあり、交通渋滞を起こす恐れもある。

 岡山県倉敷市によると、浸水被害が出た真備町地区そばの川辺橋付近に、大量の救援物資が一時無断で置かれ、救助に向かう自衛隊の通行の妨げになった。市は「受け入れ態勢が整うまで、今は個人での物資送付は待ってほしい。準備でき次第、情報を公開する」と呼びかけている。

 全国社会福祉協議会(東京都)の担当者は「準備が整えば、各社協のホームページなどでボランティアの案内を出す。現地の業務に支障が出るので、なるべく個人の問い合わせは控えてほしい」と話した。

 過去の災害では、宿泊先や交通手段を確保しないまま現地に支援に入り、ボランティアが混乱を広げたケースもある。

 災害ボランティアに詳しい長岡技術科学大の松田曜子准教授(地域防災)は「被災地への関心を持ち続けることが大切だ」と指摘。「今後すぐに多くのボランティアが必要になるので少しの間待ってほしい」と慎重さも求めた。

 被災地については「善意で送られた物資を断れない。仕分けにかえって人手を要するので、相手の承諾がない限り直接送らない方が良い」と話し、義援金の活用も提案した。【芝村侑美、山下貴史】

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