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豪雨

倉敷・真備の堤防決壊、「バックウオーター現象」か

小田川決壊の一因とみられるバックウォーター現象

 岡山県倉敷市真備町地区で起きた浸水被害について、支流の小田川が本流の高梁川に合流する際に水がせき止められる形となる「バックウオーター現象」が起き、水位が上昇した小田川の堤防が決壊した可能性があることが国土交通省への取材で分かった。小田川は以前から水が流れにくく氾濫の危険性が高いことで知られ、国が来年度から10年かけ、合流地点を移して水位を下げる工事に着工する予定だった。

 国交省によると、小田川は合流地点から上流に3.4キロで100メートル、同6.4キロで50メートルにわたって決壊した。

 高梁川は合流直後に大きく湾曲し、川幅が狭い箇所もあって水位が高い。支流がせき止められる形となるうえ、小田川は勾配が緩いため流れが遅く、合流が阻害される「バックウオーター現象」が起きやすいという。今回の豪雨で高梁川の水位が押し上げられ、小田川の水位も上がり、堤防の決壊につながった可能性がある。

 現地を調査した岡山大の前野詩朗教授(河川工学)は「決壊直前は水位が相当高くなり、一気に住宅地に流入したと考えられる。工事が済んでいれば被害を抑えられていたかもしれない」と指摘している。

 合流地点付近では1972年に小田川が氾濫し、7000棟以上が浸水するなど過去にも度々水害が発生している。【高橋祐貴、津久井達】

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