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毎日書道展

毎日賞、県内から9人 U23毎日賞に1人 /愛知

 第70回毎日書道展の入賞・入選者が発表された。このうち公募と会友の最高賞「毎日賞」に県内から9人が、また若手が対象の「U23毎日賞」には1人が選ばれた。喜びの声を紹介する。

    納得の出品だが、まさかの気持ち 佐藤晨麗(しんれい)さん(44)

     2014年に続き2回目の受賞です。幼稚園で始め、中学時代から師事する土屋陽山先生には行書、臨書と次々に課題をもらい、書の楽しさを教わりました。今回は子どもの受験と時期が重なり、気持ちに余裕がなく書き方が定まりませんでした。提出期限が迫る中、子どもの進路が決まり、私も晴ればれとして臨みました。納得して出品できたものの、受賞は「まさか」という気持ちです。=名古屋市瑞穂区【岡村恵子】

    100枚以上書き、躍動感心がけ 川口佑美さん(38)

     昨年に続く受賞で、びっくりしています。行草(行書と草書)で春の情景を詠んだ五言二句を作品にしました。

     出品作を決めるまで100枚以上は書きました。墨量やバランスを見ながら、全体的に躍動感が出るように心がけました。

     小学3年で書道を始め、大学時代から応募しています。無音で集中して書く時もありますが、音楽を聴きながらも大好きです。会員になるのを目標にしたいです。=名古屋市守山区【山田泰生】

    初の大きな賞に恐れ多い気持ち 祖父江秀鳳(しゅうほう)さん(31)

     初めて大きな賞をいただき、驚きとともに恐れ多い気持ちです。先生や先輩方、家族に感謝しています。

     負けず嫌いで、やると決めたことは最後までやり遂げたいと思っています。長女(2)出産後は生活が一変し、思い通りに書けない時もありますが、先生から褒められると「またがんばろう」って思えるんですよね。書道を教える母のように、子どもの気持ちに寄り添った指導のできる先生になることが、今の目標です。=愛西市草平町【加藤沙波】

    絵画的な感覚で構成する楽しさ 羽根寿子さん(57)

     これまで秀作、佳作は頂きましたが、毎日賞は考えてもおらず、びっくりしました。

     30年ほど前に書道を始め、師匠の影響で近代詩に臨んできました。漢字やかなのバランスなど、絵画的な感覚で構成する楽しさにひかれています。

     筆を握るのは出勤前の早朝がほとんど。朝の方が出来が良さそうです。今回賞を頂き、いいかげんなものは書けないという思いが強まりました。古典をしっかり学びつつ、近代詩を続けていきます。=名古屋市東区【太田敦子】

    風の感じを書で表すことに苦心 小林勇輝さん(37)

     2年続けての毎日賞受賞は信じられない思いです。自作の詩をたくさん創作して、その中から出品しました。

     「風神」と題を付けた出品作は「臺風の襲来 心の塵をも吹き飛ばして」です。風の感じを書で表すことに苦心しました。

     朝起きたら書に取り組むのが日課です。古典の臨書は奥深く、心が無の状態になれます。職業は現代美術家で、書とアートの垣根を越えた作品づくりも目指しています。=名古屋市守山区【山田泰生】

    書始めて50年、臨書を大切に 丸山寿津江さん(58)

     これまでに秀作賞はありましたが、師匠から「毎日賞」と聞いた時は、何度も「本当ですか?」と聞き直してしまうほど、すごく驚きました。

     書を始めてから約50年。近代詩文書を始めてからは20年ですが、臨書を大切にし、取り組んでいます。

     受賞作の「頬に風」は、まとめられた詩集から目に留まったもの。春の訪れを印象付け、元気を与える感じを意識しました。週3回、地元の小中学生らに書の楽しさを伝えています。=蒲郡市三谷町【石塚誠】

    初の毎日賞受賞、喜び忘れず練習 牛塲霽風(うしば・せいふう)さん(40)

     毎日賞を頂いたのは初めてです。この喜びを忘れず、少しでも上達できるよう練習に励みます。

     小学1年から中学卒業まで自宅近くの書道教室に通い、一時中断しましたが、27歳の時、やはり書道をやりたい思いが強くなって再開しました。筆を持つと落ち着き、雑念を忘れて集中できます。

     3人を子育て中ですが、時間をみつけて練習しています。将来は指導者になり、子どもを教えたいです。=尾張旭市旭前町【花井武人】

    肩の力を抜いて取り組んだ作品 福谷紅華(こうか)さん(58)

     肩の力を抜いて取り組んだ作品だったので、受賞の知らせは本当にびっくりしました。師匠の加藤裕先生や亡き大硯先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

     書を始めたのは20歳の頃。壁にぶつかり、悩んだこともありましたが、「楽しもう」と切り替えたらのびのび書けるように。うまくいかない時は自分が変わらないといけないということですね。

     受賞を励みに、これからも自分が感動したものを表現していきたいです。=日進市藤塚【町田結子】

    試行錯誤へて作品仕上げる 肌附米舟(はだつき・べいしゅう)さん(65)

     「試行錯誤の結果が認められた」と初受賞の喜びを語る。

     1983年から豊田市内の書道家、安藤豊邨(ほうそん)さん(67)の指導を受けている。安藤さんの方針で漢詩作りから始める。「一つドアを開けると、いくつものドアがある」。作品が完成するまでの過程をこう説明し、ひとつの作品ができあがるまで半年近くかかることもあるという。=豊田市御船町【中島幸男】

    毎日賞励みに上目指したい 梶田汐里さん(20)

     2年前にU23の新鋭賞を頂き、今回は毎日賞。受賞を励みにさらに上を目指して頑張ろうと思います。

     母の勧めで3歳から書道を始め、今では生活の一部となっています。練習が厳しく、課題が難しいほどやる気が湧き、楽しいと思うようになりました。乗り越えた時の達成感は最高です。目標は自分が納得できる作品を書けるようになることです。将来は子どもたちが日本の伝統文化に興味を持ってくれるような活動もしてみたいです。=春日井市西山町【花井武人】

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